愛犬のお漏らしにお困りではないですか?
もしかしたらそのお漏らし、分離不安が原因かもしれません。
犬のお漏らし
飼い主様が見ていない時にトイレ以外の所でお漏らしをしてしまう子、いませんか?
いつもはちゃんとできるのに、お出かけから帰って来たらあちこちにおしっこが…。
「見てないから良いと思って適当な所でおしっこしてる!」私もそう思っていました。
我が家のヨーキー(女の子)も、私が部屋から出るとドアの近くでほぼ100%の確率でお漏らしをしていたのです。
だいだい踏み散らかしていて、帰ったらまず足洗いから。
本当に困っていたし、正直イライラしてしまっていました。反省。
途中から、ドア付近にペットシーツを敷いておくことでとりあえず足洗いからは解放されましたが、なぜ見ていないとおしっこを失敗してしまうのかが分かりませんでした。
分離不安症とは
簡単に言うと「飼い主と離れることの不安によって様々な問題行動が起こること」なんですが、その問題行動をいくつかご紹介します。
- お漏らし
- ずっと鳴き続ける
- 破壊行動
- 自傷行為(前足を舐め続けるのもこれに当たります)
飼い主様と離れ離れになった際、このような行動が見られる場合は分離不安症の可能性がありますので、要注意です。
大きなストレスがかかるとこれらの行動がエスカレートすることも。
あまりにも酷い場合は動物病院でお薬をもらう場合もありますが、飼い主様と離れると程度の差はあるもののだいたいの子がストレスを感じます。
私の印象では、男の子よりも女の子の方が分離不安症の子が多い気がしますね。
うちの子の分離不安症を改善した方法
一般的には、分離不安症を改善するためには「ベタベタ(四六時中膝に乗せているなど)しない」「過度に甘やかさない」「一緒に寝ない」など、犬と接する時はある程度距離を保つことが大切だと言われています。
…が、実はうちの子の場合はその逆パターンで改善したのです。
- 自分のお店を始めて四六時中一緒にいるようになったこと
- 引っ越しをしてケージ飼いからケージフリーになって一緒に寝るようになったこと
この2つが大きな要因になったと思っています。
お漏らしだけでなく、私の姿が見えなくなるとパニックになっていたのですが、それもほとんどなくなりました。
ちなみにもう1匹プードル(女の子)も極度の分離不安症でしたが、改善しました。
それぞれの犬によってベストな対処法は異なると思いますが、もし一緒に過ごす時間が少なくて愛犬が分離不安気味な方は思い切ってベタベタに甘やかしてみるのもひとつの方法かもしれません。
根本的な「寂しい」という気持ちが満たされることで不安が解消されるのではないかと思っています。
こちらの記事では、ケージフリーに挑戦して起こった我が家の犬達の変化をご紹介しています。
まとめ:愛犬の発するサインを見逃さないで
犬はとても寂しがり屋な性格です。
もちろん犬も自立することは大事ですが、まずは「少しでも一緒にいたい」という気持ちに答えてあげることも大切かと思います。
満足すると、穏やかな気持ちになって少しのストレスであればへっちゃらになるのではないかと私は考えています。
また、年齢を重ねることでだんだんと分離不安がなくなっていくことが多く、愛犬がそっけなくなると意外と寂しくなったりするものですよ。
愛犬の分離不安に悩む飼い主様は多いかと思いますが、あまり思いつめずに「もう少し大人になったら落ち着くもんね」とのんびり構えていても大丈夫だと思います。
今回ご紹介したのは、あくまでも我が家でうまくいったケースです。
どの子にも改善が見られる訳ではありません。
あまりにも酷い場合は、ドッグトレーナーや獣医師に相談するなどしてくださいね。