「犬を飼っていると旅行に行けなくて大変じゃない?」と言われたことはありませんか?
私はかなり頻繁に言われるのですが、そもそも旅行が苦手なので大変ではありません。
犬を飼っていても旅行に行きたい!
しかし、そう思う方も多いですよね。この「犬」と「旅行」はなかなか両立するのが難しい趣味です。
旅行だけでなく、急な用事や出張などでやむを得ず犬をどこかに預けて出かけなければいけないこともあります。
そんな時、どのような方法があるのでしょうか?
犬を預ける場合の選択肢
ペットホテル
まず最初に候補にあがると思います。数が多いので、たくさんのお店から選ぶことができますね。
ペットホテル専門店だけでなく、動物病院やトリミングサロンでサービスの一環としてホテル業務を行っている場合もあります。
お散歩や排泄の時間に自由にさせてもらえますが、基本的には1日中ケージの中で過ごします。
普段ケージに入り慣れていない子にはあまり向いていないかもしれません。外に出たくてケージをガリガリしてしまい、爪が折れてしまう事故がとても多いので注意が必要です。
料金は体重別だったり、ケージの大きさによって決まっていることが多いです。
また、フリースペースで他の犬と一緒に預かるタイプのホテルもあります。しかし、犬同士の相性などもあるので、ケージレス=ノーストレスではありません。
ペットシッター
最近では数も増えてきましたが、まだ一般的ではないかなと思います。
自宅に朝晩2回、もしくは1回お世話に来てもらう為、いつもと変わらない環境で過ごすことができます。
ご飯やお散歩なども融通が利きやすいと思います。
環境の変化がない分少しストレス軽減になるかと思いますが、自宅に他人を入れることに抵抗があるという飼い主の方が多いのではないでしょうか。
飼い主のストレスになってしまうのも良くありません。
本当に信頼できるシッターを見つけるのは難しいかもしれませんね。
知人・友人に預ける
「信頼」という意味では友人にお願いするのが1番かもしれません。
普段から愛犬と会う機会が多い方であれば、なおさら安心ですね。
愛犬の近況を気軽に聞けるというのも大きな安心感に繋がると思います。
家が近いのであればお世話に来てもらうのが良いですが、遠方だったりお仕事をされている方の場合はお家に預けることになります。
気心の知れた友人に預けるのが1番良さそうに感じますが、金銭のやりとりがない分なにかあった時にはトラブルになりやすいです。
「相手は犬のプロではない」ということも忘れないでくださいね。
犬にかかるストレス
飼い主が不在の間、愛犬にかかるストレスはどんなものがあるのでしょうか。
- 飼い主がいないストレス
- 環境が変わるストレス
- 移動のストレス
- 知らない人(犬)と接するストレス
最近、お店のお客様にも飼い主の不在によるストレスで体調を崩した子が数頭いました。
季節の変わり目だったりが色々な原因が重なった可能性もありますが、確実にストレスも関係していると思います。
結局どの方法がベストなの?
やはりベストな方法は無く、愛犬の年齢、体調、性格を考慮して慎重に選ぶ必要があります。
特に高齢犬の場合はストレスによって大きく体調を崩すことがあります。
万が一の場合のことなど、事前にしっかりと確認するようにしてください。
まとめ:犬にかかるストレスを十分に理解して
「いつも預けているサロンだから大丈夫」「病院だから何かあっても安心」「すぐに帰って来るから平気だよね」
愛犬はなぜ飼い主が居ないのかを理解できません。
想像以上にストレスを感じ、寂しい思いをしているということを忘れないであげてくださいね。
愛犬をどこかに預けることは決して悪いことではありません。
でも、そういった可能性があるのであれば普段から少しずつ慣らしていってあげてください。
旅行が決まってから慌てて預け先を探すのではなく、事前に見つけてまずは短い時間だけ預けるなど練習をさせてあげましょう。
寂しい思いをさせてしまう分、少しでも愛犬の負担を減らしてあげられよう工夫してあげてください。
犬も飼い主もできるだけストレスが少なくなるような方法を、時間をかけってじっくり探してみてください。