ミックス犬は体が丈夫って本当?
反対に体が弱いとも聞いたことがあるけれど…?
今回はまだまだ根強いブームのミックス犬のお話です。
尚、ミックス犬の賛否については触れません。
そもそもミックス犬って?雑種とは違うの??
「ミックス犬」「雑種」には明確な違いはありません。
純血種同士の掛け合わせをミックス犬、その他を雑種と呼ぶ場合もありますが、基本的にはどちらも「混血種」となり意味は同じです。
マルプー、チワプー、チワックスなどすっかり純血種と同じくらいにメジャーですよね。
私がこれまで一緒に暮らしたミックス犬
ヨーキー×パピヨン(クォーター)
幼い頃はじめて飼った犬です。
お耳はパピヨン譲りで大きくて、焦げ茶色の体で四肢に靴下を履いたような、とても可愛い子でした。
大きさは3キロほどだったと思います。
20年以上前の犬なので、最近の犬に比べるとかなり野生的だった印象です。
骨格もしっかりしていたし、体は丈夫だったと思います。
ヨーキー×マルチーズ
見た目は色白なヨーキー。
体はヨーキー譲りで小さく、1.3キロほどです。
小さいので骨は弱く骨折経験がありますが、病気はあまりしません。
下痢や嘔吐も滅多にないので、体が小さいわりに丈夫な印象です。
マルチーズとヨーキーのミックスなので、腎臓と心臓には気を付けてあげたいなと思います。
チワワ×プードル
チワプーって比較的おとなしい子が多いイメージですが、この子はかなり無鉄砲です。
1.8キロほどなので体格は大きくありませんが、疲れ知らずで身体能力も高いです。
チワワの骨でプードルの身体能力、といった感じなのでこの子も骨折経験あり。
ただプードル譲りなのか賢くてよく言うことを聞きます。
勝手な偏見はあります
十匹十色ですので、性格も体質もみーんな違います。
でも、たくさんの犬と接しているとだいたいの傾向は分かったりします。
これから書くことは完全に私の偏見なので、さらっと読んでくださいね。
代表的なミックス犬3種類です。
マルプー
とにかくマルチーズの入ったミックスはお顔が可愛いです。
あまりマルチーズを全面に押し出した出方はしないので、相手の犬種を少し柔らかい印象にした感じに仕上がる(?)ことが多いです。
マルプーはルックスピカイチだと思います。
…が、少し性格の強い子が多い印象です。
普段は大人しいけど、トリミングの時や自分のお気に入りを邪魔された時などに、ちょっと性格の強さが出ることがあります。
でも手に負えない程の子は滅多にいないので可愛さでカバーできるのです。
チワプー
先ほども書きましたが、大人しい子が多いかなと思います。
体も割とチワワに似ることが多く、大きくなりすぎないので飼いやすいミックス犬という印象です。
物静かであまりキャンキャン吠えたりする子は少ないです。
中にはうちの子のように元気いっぱい部屋の中を駆けずり回っている子もいるとは思いますが。
でもうちの子も外ではかなり大人しい方なので、やはりチワプーだなと感じます。
チワックス
チワックスは元気ですが、あまり吠えすぎたり興奮しすぎたりはしないイメージです。
ただチワワの骨でダックスの骨格、というパターンが多く関節炎やヘルニアなどには気を付けてあげる必要がありますね。
ミックス犬の中では安定して同じ感じの子が生まれてくる印象があります。
ミックス犬はどんな子供が生まれてくるか分からない
当然純血種のように計画的にブリードもされていないですし、どんな子が生まれてくるのか予想ができません。
同じ掛け合わせ、同じお母さんから生まれてもびっくりするくらい似ていないということも多々あります。
両親の特性を受け継ぐ際、良い所のみが出ればいいのですが、逆に悪い所ばかり受け継いでしまうこともあります。
「毛が抜ける」「よく吠える」「心疾患が多い」「ヘルニアになりやすい」など。
どんな特性を受け継ぐか分からないので、とても丈夫な子が生まれる可能性もあるし、とても弱い子が生まれてしまう可能性もあります。
なので、一概にミックス犬は「強い」「弱い」とは言えないのです。
まとめ:体の強さを求めてミックス犬を飼うべきではない
「丈夫で飼いやすいからミックス犬を飼おう!」というのは間違っているということが分かりましたね。
丈夫な犬が飼いたいのであれば、丈夫な純血種をきちんとしたブリーダーから購入するのが最も確実です。
この「丈夫」は、内臓が強いのか、骨格が強いのか、寒さに強いのか…何を求めるのかによって適切な犬種が変わってきます。
自分が理想とする犬はどんな犬種なのか、ぜひ色々な犬種を研究してみてくださいね!
これからぼちぼち犬種図鑑をあげていこうかなと思いますのでお楽しみに~。