「子犬がなかなかトイレを覚えない!」と焦っている飼い主様、特に初めて犬を迎えた方はトイレトレーニングに悪戦苦闘しているのではないでしょうか。
今日はトイレトレーニングで大切なことのお話です。
私はドッグトレーナーではないので、正しいトイレトレーニングの方法かどうか分からないですが、うちの子達は問題なくトイレを覚えてくれたので、良かったら参考にしてみてくださいね。
トイレトレーニングの基本は「失敗させないこと」
ペットショップから連れて帰ってきた時はトイレができたのに、しばらくしたらできなくなってしまった…よく聞くお話です。
なぜでしょう?
理由はとても簡単で、失敗しやすい環境になったからです。
ペットショップにいた頃は狭いケージという限られたスペースの中で生活していて、その約半分がトイレでした。
自然とトイレの上で排泄をするようになり、トイレシートを認識します。
ところが、新しいお家に馴染んできたころ突然トイレの失敗が増えだすのです。
生活リズムが変わった
ペットショップにいた頃とはご飯の時間や寝る時間が変わります。
犬は基本的に規則正しく生活したがる動物ですので、1日の中で食事~排泄までだいたいのリズムができています。
そのリズムが一変して、新しいリズムができるまで少し時間がかかります。
排泄のタイミングも安定しません。
ケージの中に紛らわしいベッドやマットが増えた
子犬のうちはなるべくシンプルなケージレイアウトが理想ですが、ついつい可愛くてあれこれ入れてあげたくなってしまいますよね。
ふかふかのベッドやブランケットはトイレと間違えやすいので、トレーニングが終わるまでは紛らわしい物は撤去しましょう。
ケージから出ている時間が長くなった
フリーで遊ぶ時間が増えると、子犬は嬉しくていつまでも遊んでいたがります。
そんな時、わざわざ自分でトイレに行くでしょうか?
広い部屋の中にぽつんとあるトイレシートまで行っておしっこをするなんて難易度が高すぎますよね。
人間のトイレトレーニングと同じで、1度できたから「はい、おしまい」ではないんです。
できる時もあれば、できない時もあります。
子犬が排泄をするタイミングを見計らって、人がトイレに連れて行ってあげる必要があります。
子犬が排泄をするタイミング
子犬のうちは排泄の回数が多いので、トレーニングをするチャンスも多くあります。
基本的には次にあげる3つのタイミングが多いですが、それ以外の時でもちょこちょこ気にかけて排泄を促してあげましょう。
- 起きた時
- ご飯を食べた後
- たくさん遊んだ後
起きた時
朝起きた時やお昼寝から目覚めた時です。
なので、ケージから出すタイミング=トイレの時間です。
1番分かりやすいタイミングなので、寝起きでいきなりフリーにすることは絶対にしないでくださいね。
ご飯を食べた後
食後、お水を飲んだ後もトイレに連れて行ってあげましょう。
たくさん遊んだ後
この「遊んだ後」というのは、子犬が決めるのではなく必ず人が終わりを決めてくださいね。
子犬が「遊び終わった!」と思った瞬間にはお漏らししてしまっていますので、頃合いを見計らって早めにトイレに連れて行きます。
排泄のタイミングはある程度人がコントロールできます
小さい子供に「トイレは?」と聞くのと同じように、こまめにトイレに連れて行き成功体験を積ませてあげることが大事です。
そのうち子犬も理解し始めて、トイレに連れていかれたらすぐに排泄するようになります。
排泄中に「ワン・ツー」などの声かけをすることによって、最終的にはコマンドで排泄を促すことができるようになりますよ。
お散歩の前や外出先でとても便利ですので、是非覚えさせてあげてください。
まとめ:「失敗させないこと」これだけです
ペットシーツを敷いただけで犬がおしっこをしに行くはずがありませんので、トイレトレーニングは人がサポートしてあげることが必須です。
また、子犬の生活リズムを整えることもトイレトレーニングの一環になります。
できればダラダラ自由にさせっぱなしではなく、ケージやバリケンの中で休むことも教えながらメリハリのある生活をさせてあげましょう。
適切なタイミングでトイレに連れて行くことができれば、失敗することはまずありません。
1度失敗するとそこから急にできなくなってしまうことも多いので、「失敗させないこと」を徹底しましょう。
初心者飼い主さんには子犬を迎えて1番最初のハードルですが、根気よく頑張りましょう!
トイレシーツのお話はこちら。